財務会計が苦手な人におすすめの資格

財務会計は中小企業診断士受験生の多くが苦手にする科目の1つです。この財務会計の理解を助けてくれる資格を紹介します。

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有名なのは簿記検定だが、オススメはビジネス会計

中小企業診断士試験の財務会計対策として有名なのが簿記検定です。実際に受験予備校で財務会計予備講座などでは簿記のしくみを教えてくれますが、私は中小企業診断士の財務会計対策ということを考えると簿記よりもビジネス会計の方が優れていると思います。

ビジネス会計受験生の中には中小企業診断士試験受験生の人が結構います。ビジネス会計は会計初心者を対象にした3級があるので中小企業診断士試験受験で初めて会計の勉強をする人でも安心です。ビジネス会計のテキストを見るとわかると思いますが、会計初心者の人でもわかるように平易な文章で書いています。分かりやすいですよ。そして面白い。

もちろん簿記でも良いと思いますよ。知名度はビジネス会計よりも高いですからね。事務職の仕事をしたいなら簿記の方が評価されます。ビジネス会計はまだまだ知名度が低いですから、人にビジネス会計に合格したと言っても「ビジネス会計って何?」と言われるかもしれません。履歴書に書いても評価してくれるところがあるかは疑問です。ただ、簿記にしろビジネス会計にしろ、会計の資格を勉強する目的を考えるとどちらを受験した方が良いのかは明白です。なぜ会計の試験を受験するのですか?事務職への転職や就職の為ですか?違いますよね。中小企業診断士試験の財務会計対策ですよね?だったら簿記よりもビジネス会計です。

簿記とビジネス会計の違い

中小企業診断士試験の財務会計対策にはビジネス会計の方が良いのは先に書きましたが、では簿記とビジネス会計は何が違うのかについて説明します。簿記とビジネス会計は同じ会計の検定試験ですが勉強内容は全く違います。簿記検定は日々の取引を会計帳簿に記帳するための知識を学ぶ検定試験であるのに対して、ビジネス会計は会計帳簿を分析するための知識を学ぶ検定試験です。貸借対照表や損益計算書を作成する知識が簿記、貸借対照表と損益計算書などを理解して分析するのがビジネス会計なのです。

中小企業診断士試験の財務会計は分析力を問う!

中小企業診断士の財務会計は会計帳簿作成能力を問う試験ではなく、会計帳簿を理解・分析する能力を問う試験です。まぁ、中小企業診断士の仕事に財務諸表の作成はありませんからね。財務諸表の作成は税理士や公認会計士の仕事です。中小企業診断士は作成された財務諸表を分析するのが仕事です。

つまり、中小企業診断士の財務会計対策ということだけを考えると帳簿作成能力を学ぶ簿記よりも帳簿分析能力を学ぶビジネス会計の方が役立ちます。

両者の違いやビジネス会計の勉強法はこちら(会計資格)で紹介しています。

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